|植物のちからを、日々の味方に|
mille fleur /ミルフルールは3人の植物療法家、神津まり江・本田加奈・森下ゆり子が主宰する、植物療法の学びと楽しみをシェアするユニットでありプラットフォーム。
長年ルボアフィトテラピースクールの中枢に関わってきた3人が集ううち、「こんな場やもの・コトがあったらいいな」という共通の思いが募り、2022年に立ち上げました。
植物療法(フィトテラピー)は私たちに備わった健やかに生きるちからに働きかけ、心と体を調えて楽にし、たくましさと美しさを育む手助けをしてくれる優れたツール。
でもそれは決して特別な知識ではなくて、人類の誕生からほんの数十年前までの長きに亘り、自然と一体化した暮らしの中で母から娘へ、おじいちゃんおばあちゃんから孫へと受け継がれてきた、誰もが当たり前にもっているはずの生活の智慧の1つです。
薬草やハーブと呼ばれる植物はもちろん、それ以外の、例えばスーパーで売っている見慣れた野菜やくだものや薬味。ふだん飲んでいるお茶やコーヒー。お散歩や通勤の途中に鼻をかすめる花の香り。
機能性を知っていれば、それらはぜんぶ心と体、肌を健やかにするお薬に、喜びや幸福感や豊かさの元に、生命力を養う糧になる。
気づけば自然から遠く離れ、忙しなくストレスに満ちた環境で暮らす私たちは、いつも不調や病気と隣り合わせ。
そんなアンバランスで悩み多き日々の中で、植物療法というツールがどれほど頼もしさと安心感をもたらし、揺らぎやすい心と体を、しんどくてもがんばって生きる日々を、楽に安らかにしてくれることか。まわりの大切な人たちがしんどいとき、どれほど寄り添うちからになれることか。その確固たる実感が、私たちの活動の根っこにあります。
- かつてそうであったように、植物療法を身近でかんたん、暮らしを心地よく楽しむ基本のスキルとして受け渡したい。
- 自然や植物を好きな人同士が気軽に集い、学びや他愛のないおしゃべり、体験の共有を通じて自ずと広がる、繋がりの機会を作りたい。
- 目指すは特別なケアの要らない、生命力に満ちた健やかさと美しさ。年齢を重ねるほど自分らしい魅力を増す人。
3人の知識と経験と想いを合わせて、この3つを叶えるイベントや講座、オリジナルのプロダクトなどを私たち自身楽しみながら、丁寧に形にしてまいります。
mille-fleurはたくさんの花や薬草、生きものをちりばめた千花模様を意味するフランス語で、「植物の上手な使い手が増えたらきっと、世界は色も形もとりどりの花咲く、ミルフルールの園みたいに美しい」 そんなイメージで名付けました。
そのお庭の木陰にしつらえたテーブルみたいに、風通しよく居心地のいい場所で在れたらと想いを込めて。
|植物療法(フィトテラピー)とは|
植物のもつフィトケミカル(生理活性成分)を活用して、私たちに本来備わった自然治癒力に働きかけ、健やかな心と体と美しさ、病気の予防と予後の回復、肌トラブルや傷のケア、老化のソフトランディングなどに役立てる伝承療法の1つ。人類の培ってきた叡智であり、現代の医療と薬の原点でもある。
|主宰者プロフィール|
神津まり江
Bioビューティージャーナリスト、植物療法家。
自然食と自然療法を実践する母のもと、病院や医薬品に頼らず育つ。「婦人画報」(ハースト婦人画報社)にて美容担当編集を務め、植物療法との出合いをきっかけに独立。生命力に満ちた健やかさと美しさを大切にするBioビューティージャーナリストと並行して、2015年よりルボアフィトテラピースクールのディレクターを務める。主なお仕事は植物療法のテキスト制作、カリキュラム構築、執筆、編集、監修、講師など。自身に本来の元気と暮らし、自信を取り戻す扉となった植物療法を、必要とする人の元へもと願い活動する。AMPP認定メディカルフィトテラピスト、著書に『パリジェンヌの薬箱』。ヨガと心理占星術を深く学んだ経験ももつ。
本田加奈
植物療法家。幼い頃より祖母の畑で遊んで育つ。家族の病気を機に植物療法の道へ進む。食やアスリートへのケアについても学びを深め、PanasonicとのワークショップやSunfoodのレシピ企画等、植物療法と企業とのコラボレーションに多数関わる。生活の中のフィトテラピー、家族と楽しむフィトテラピーをモットーに日々邁進中。
□ 森下ゆり子
植物療法家、アロマトローグ(精油研究家)、
ルボア フィトテラピースクール講師。アメリカ西海岸モントレー半島での暮らしから自然に寄り添い生きることの大切さを実感し、フィトテラピーの道へ。特に香りと精油への造詣が深く、さらなる学びを探究しながら「女性の輝く生き方」をテーマに講師活動を行なっている。