2023/12/21 00:42


冬の代表的な食材であり、冬を健やかに、心地よく過ごすのを頼もしくサポートしてくれる薬用植物でもあるゆず。


そんなゆずのちからをシンプルに、パワフルに感じられるphytoスイーツ、「ゆずピール」のレシピのご紹介です。


なるべくヘルシーに、ゆずのもつ機能性成分をできるだけたくさん受け取れるように、一般的なレシピをフィトテラピー視点でアレンジ。


ゆずピールを作りながら、ゆず果汁とゆずシロップという、アレンジ自在のうれしい副産物もついてくる。とても簡単で、作っている時間もゆずの香りに包まれて心地いい。


よかったらぜひ、試してみてくださいね。


|ゆずのちから まとめ|

風邪予防 / 温め / 血行促進 / 冷え性のケア

疲労回復 / ストレス緩和

肩こり、しもやけ、荒れ肌のケア

リラックス / リフレッシュ 

心を穏やかに安定させる / 安眠

胃腸の働きを整える / 自律神経を整える


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|ミルフルールのゆずピール|

ゆず搾り&ゆずシロップの副産物付き


所要時間

1時間ほど

(天日干しにかかる時間を除く)


材料

ゆず 5〜7個

てんさい糖 or 上白糖 250g

*てんさい糖で作ると栄養価と風味豊か、

 上白糖で作ると色鮮やか。

 3:7くらいでミックスすると

 バランスの良い仕上がりに。

*お砂糖はゆずの皮の重さと1:1。

 実際に計ってみてご調整ください。

作り方

① ゆずを洗って水気を拭きとり、縦4つに切る。

 へたは余分な苦味となるので取り除く。

② ボウルにザルをのせ、その上でゆずを絞り、

 皮をむく。皮は別に集めておき、

 果汁は保存容器に移して冷蔵庫へ。

③ ゆずの皮を計量し、

 お砂糖の分量を調整する。

④ 鍋にゆずの皮とたっぷりの水を

 入れて火にかけ、

 沸騰したら3~5分煮てザルにあける。

⑤ すこし冷まし、皮を細く切る。

 縦に4等分を目安に。

⑥ ❺を鍋に入れ、上からお砂糖も入れて

 弱火にかける。

  水分がじわーっと出て、とろりとしてきたら

 ふたをし、焦げないよう時々確認しながら

 15〜20分間くつくつと煮る。

⑦ ザルを置いたボウルにあける。

⑧ 天板などにオーブンシートを敷き、

 皮を重ならないよう広げて天日干し。

 1日経ったら上下を返し、表面が乾いたら

 容器に移して冷蔵保存。

⑨ ボウルのシロップも保存容器に移して

 冷蔵庫へ。

phyto的ポイント

・ できれば有機や無農薬、自然栽培の

     健やかに育ったゆずを選ぶ。

・ 皮の内側の白い部分は機能性成分の

 宝庫なので、ぜひ取り除かずに。

 お砂糖と一緒に加熱すると透き通った

 ゼリー状になり、とてもおいしい✨

幅7、8ミリの細長い切り方が、

 甘みと苦み、硬さがほど良くて食べやすい。

・ 水分を煮詰めずシロップとして

 活用するぶん、甘さ控えめの仕上がりに。

・ 100〜120度のオーブンで20〜30分

 加熱して水分を飛ばす方法もありますが、

 そうすると芳香が弱まってしまうので

 天日干しがベター

・ 天日干し中のピールが日の光に

 キラキラ輝くさまも楽しんで。

・ 仕上げにグラニュー糖をまぶさない。

・ 1度に食べる適量は2〜3本ずつ。

 食べ過ぎると唇や舌がピリピリしたり、

 おなかがゆるくなったりするのでご注意を。

・ 保存の目安は1か月くらい。

副産物のアレンジレシピ

・ ゆず果汁を自家製のゆずポン酢に。

・ ゆず果汁を自家製のドレッシングに。

・ ゆず果汁をグリルしたお魚やお肉、

 唐揚げに振りかけて。

・ ゆず果汁とゆずシロップを合わせて

 お湯を注ぎ、ホットドリンクに。

・ 白湯にゆず果汁少々を加えて、

 清々しい目覚めの1杯に。

・ 紅茶やヨーグルトにゆずシロップを加えて。